メンタルヘルス対策にお悩みの皆様へ
何事も予防が大事と言います。メンタルヘルスも同様です。
しかし、予防だけでは不十分です。
例えば、
20歳代の受身的な男性社員が、先輩から「周りの状況を見ながら仕事をしろ!」と強く注意され、その翌日から腹痛や頭痛を理由に仕事を休みがちになった。 |
というケースがあるとしたらいかがでしょうか。
この男性社員の具体的な対応が必要になりますよね。
会社の体制にもよるのでしょうが、対応の主な担い手は男性社員の上司か人事課の方ではないかと思います。いきなり相談されても困惑されるのではないでしょうか。
もちろん、対応の為に「情報収集」が必要だと思います。どのように集めたらよいでしょう。
本人への声のかけ方は?本人以外の誰に話を聞いたら良いか?
様々な疑問が出てきますね。
このように簡単に「情報収集」と言いましても、慣れていないと難しい点があります。
このケースで、情報収集が上手くいきました。そうした所
やはり、先輩から怒られた事がきっかけで仕事を休むようになった。 |
という事がわかりました。
では、次にどのような対応を取れば良いでしょうか?
あるいは、情報収集をしていた矢先に、突然
「自律神経失調症」の病名で休職診断書を持参した。 |
という場合はどうしましょうか。
以上のように、メンタルヘルスの問題は、発生してからの対応が主な印象です。
そして、発生後の対応は幾つもパターンがある事がわかります。
発生後の対応のパターンに傾向があると言っても、個別に異なるので、毎回同じ対応というわけにはいきません。
この辺りがメンタルヘルス対策の難しい所です。
引き際、対応を間違えると時にはこじれてしまうこともあるでしょう。
そうとは言え、今回のケースのメンタルヘルス不調を防止する事は出来なかったでしょうか。
どこの時点で関われば良かったのでしょう。
以上より、メンタルヘルス対策に関しては、予防的な概念から実際の対応まで幅広いものであり、より効果的な対応を行う為には専門的な知識の習得が必要になります。
「こんな時どうすればいいの?」
このような悩みをお持ちの方、
「今は大丈夫なんだけど、予防にもっと力を入れたい」
とお考えの方、ぜひハートピースにご相談ください。